FSC認証機関の審査の特徴 : 国内17森林の認証結果の分析から
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本研究の目的は,国内でFSC認証を取得した17の森林の認証結果から,審査過程で認証取得の条件として与えられた「改善の指摘」の数と内容から認証機関の審査の特徴を明らかにすることである。17の森林を審査した認証機関は四つである。材料は,各認証機関のホームページで公開されている審査結果の概要報告書である。17の森林の「改善の指摘」をFSCの10原則と56基準にあてはめて表にした結果,原則6と7は認証機関にかかわらず共通的に指摘をされていた。その他の「改善の指摘」は認証機関によって指摘するところに差がみられた。しかし,17の森林は,「改善の指摘」の数が多い少ないにかかわらず認証を取得している。これはすべての認証機関に共通する性格で,教育的あるいは指導的な審査であるといえる。
- 一般社団法人日本森林学会の論文
- 2005-06-01
著者
関連論文
- 花粉症対策事業による主伐が多摩産材流通および地域林業に与える影響
- 小規模私有林の団地化の可能性に関する検討 : 神奈川県小田原市森林組合を対象としたケーススタディ
- 林業就業を支援する事業が抱える課題に関する考察
- 森林調査簿の継続性について
- 葉でわかる樹木-625種の検索-, 馬場多久男著, 信濃毎日新聞社, 396ページ, 1999年, 3,200円+税
- 花粉症対策事業による主伐が多摩産材流通および地域林業に与える影響
- CO_2排出権取引を想定した森林経営の環境経済学的分析
- 動的森林薄システム(I) : システム収穫表に支援された森林情報管理技術
- 河畔林の分布とその利用
- 日本,アメリカ合衆国,EU(スウェーデン)の地球温暖化に対する森林政策の比較
- 地理情報の林業経営への応用
- 森林管理計画と流域社会との合意形成
- 多摩丘陵における樹林地の減少過程--1955年から1995年までの樹林地変遷図の作成と分析
- 論壇 新たな森林・林業基本計画への期待
- 特別寄稿 県民参加による環境保全計画のつくり方--丹沢大山総合調査にあたって
- 森林のC0_2吸収機能に対する助成を想定した林業経営収支モデル
- 動的森林簿システム (II) : 施業計画に基づく森林情報管理
- FSC認証機関の審査の特徴 : 国内17森林の認証結果の分析から
- 主張する森林施業論-22世紀を展望する森林管理-, 森林施業研究会編, 日本林業調査会, 2007年3月, 395ページ, 3,000円(税込み), ISBN978-4-88965-169-0(ブックス,Information)
- 基調講演 森林GISの課題 (今月のテーマ/10周年を迎えた森林GISフォーラム)
- 解説 モデル森林--経緯、概念、現状と課題
- 森に子どもたちを--「樹木博士」に挑戦した300人
- 83個の国民の意見--森林計画の合意づくりへの歴史的な第一歩
- 「開かれた林学研究」と私(リレーメッセージ研究から現場から(1))
- 書店にならぶ森林地図
- 開かれた森林研究へ-日本林学会の最近の動向-
- これからの森林管理と森林GISの役割 (特集 森林GIS(地理情報システム)への道)
- 森林管理と社会とのかかわり--合意形成のマニュアルを考える
- 森林モザイク論--森林の土壌や生態系の破壊を伴わない森林利用はできるか
- 森林の情報とは何か
- 森林の管理手法の体系と問題点 : 特集の編集にあたって(森林の管理手法)
- 信州大学--森林科学科の創設 (大学農学部の機構改正と林学教育)
- 森林と管理・経営の分野 (林業とコンピュ-タ) -- (林業におけるコンピュ-タの利用と展望)
- 中国・海南島北部のマングローブ林の開拓とその後の土地利用変化
- 森と海と地球環境(要旨)(地球環境資源としての森林)
- エコマネーによる地域住民の交流実態の把握 : 藤沢市善行地区を事例として
- 多摩丘陵における樹林地の減少過程 : 1955年から1995年までの樹林地変遷図の作成と分析
- 木曽谷国有林と保続計算(木曽国有林-施業の多様化に向けて-)
- 持続可能な森林管理のための森林計画システムの研究(日本農学賞受賞要旨)
- モデル森林 : 経緯、概念、現状と課題
- 持続可能な森林管理のための森林計画システムの研究
- 児童が思いつく樹種名とその理由 : 神奈川県藤沢市の小学校の事例 (特集 森林環境教育の歩みと実践研究)
- 森林環境教育の実施団体に対して要求される事項の検討 : 日本大学における森林環境教育の実践から
- 児童が思いつく樹種名とその理由:—神奈川県藤沢市の小学校の事例—
- 43 森林モザイク論 : 保続計算技術と森林空間配置の関係(林業技術問題(XIX))
- 森林環境教育の実施団体に対して要求される事項の検討 : 日本大学における森林環境教育の実践から
- ニュージーランドにおける林業への投資の現状:Forest Enterprises社を事例として
- 短伐期林業を想定したヤナギの収穫実験:北海道に適した新たなバイオマス資源の導入促進事業から
- 短伐期林業を想定したヤナギの収穫に関する基礎実験
- 多摩産材認証制度の特徴とその役割
- 花粉症対策が多摩産材流通に与える影響
- タイ農村地域における持続可能なバイオエネルギー利用の可能性
- 子ども樹木博士による大学と地域社会との連携
- Features of Evaluations of FSC Certification Bodies: Analysis of Certification Results of 17 Japanese Forests.:Analysis of Certification Results of 17 Japanese Forests