多摩丘陵における樹林地の減少過程 : 1955年から1995年までの樹林地変遷図の作成と分析
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概要
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東京都と神奈川県境に広がる多摩丘陵は農地と樹林地が組み合わさった都市近郊域であったが,1955年頃から宅地開発が進み土地利用状況は急激に変化し始めた。そこで1955年から1995年までの40年間における樹林地の減少過程を示す樹林地の時系列地図を作成した。調査は1955年,1970年,1985年,1995年の4時点について,国土地理院発行の地形図を用いて土地利用区分を行った。一方,地域の人口増加,ニュータウン建設計画などの社会状況を調べ,時系列地図によって示される土地利用変化,特に樹林地の減少の背景を考察した。この研究により,多摩丘陵の過去40年間の樹林地の変化を地図という視覚材料の上で明らかにすることができた。
- 2001-03-30
著者
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木平 勇吉
日本大学生物資源科学部
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真宮 靖治
玉川大学農学部
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木平 勇吉
日本大学生物資源科学部森林資源科学科
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多田 秀介
玉川大学農学部農学科林学研究室
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多田 秀介
玉川大学農学部農学科林学研究室:(現)シーアイシー(株)
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