データベースの新たな保護制度(<特集>著作権Part.4)
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概要
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高度情報化時代に向けてさまざまな情報をディジタル化・データベース化して活用することが必要である。欧州では, そのためのインセンティブとして現行の法制度は不十分であるとの判断から, 新たな保護制度を導入した。米国でもこれに対抗する法案が下院を通過し上院で審議の予定である。日本でも世界知的所有権機関での議論に向けて検討が始まっているが, コンセンサスは得られていない。その結論がどうなるにせよ, 学術研究や教育における情報活用などの公正利用が妨げられないようにする必要がある。同時に, 著作権法における権利制限の規定の見直しと併せ, 公正利用の理念を再検討することが重要と考える。
- 社団法人情報科学技術協会の論文
- 1998-08-01
著者
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