著作権制度はインターネットの敵か味方か (<特集>インターネットのおとし穴)
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概要
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初期のインターネットでは, 利用者間の信頼関係と相互依存性を前提として情報の自由な流通と利用を認めてきた。この伝統を守る立場から見れば, 情報の私有権を主張する者は身勝手な侵入者であり秩序を破壊する存在に見える。しかし, インターネットが実社会の基盤としての役割を果たすには, そのコンテンツを充実することが重要である。そのため, 創作活動を行う者にインセンティブを与える手段として著作権制度を活用することが必要であり, その一環として著作権表示の標準を定める必要がある。同時に, 著作物の流通・利用促進の理念と手続きの明確化, およびこれにかかわる電子的著作権処理技術の確立が急務である。
- 社団法人情報科学技術協会の論文
- 1997-09-01
著者
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