経済価値のある情報の複製、引用、抽出、再利用について
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概要
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著作権を始めとする知的財産権を尊重することは、情報化社会における法秩序の維持のためだけでなく、情報通信倫理の立場からも重要である。しかし、著作物等の権利者の主張が不明確なため、利用者が法的にも倫理的にも不安定な状況におかれることが多い。これに対処するため、万国著作権条約による著作権表示の活用を始め、種々の形式の権利管理情報を活用して権利者の主張を明確化するためのガイドラインを定めることを提案する。さらに、国際動向によっては、創作性がなくとも経済価値のある情報に対して、同様の手法の適用が必要となる可能性がある。併せて、これらの情報の公正な利用に関する議論を開始することが必要である。
- 1997-03-17
著者
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