間接ELISA法によるズッキーニ黄斑モザイクウイルス (ZYMV) の検出
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概要
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本研究では, ELISAの間接法 (第一次抗体を処理しない方法) によりZYMVの検出を試みて, 用いるコンジュゲートの種類, 牛血清アルブミンの処理法ならびに抽出用緩衝液の種類について検討した。その結果, 布販のアルカリホスファターゼを標識したアフィニティ粘製抗体〔ヤギ抗ウサギIgG (H+L), KPL社) をコンジュゲートとして用いた場合, ヤギ抗ウサギIgG血清 (Miles社) を用いて調製したコンジュゲートと比べ, 非特異発色が減じて, 被試験区のE405の価も高かった。本法での純化ZYMVの検出限界は, 二重抗体法のそれ (5〜10 ng/ml) に比べて高い, 1-5 ng/mlであり, 罹病葉汁液でも検出限界は二重抗体法より10倍高い10^6〜10^7倍希釈であった。したがって, この市販コンジュゲートを用いる間接ELISA法は圃場試料の診断法として有用であると考えられる。一方, パーオキシターゼを標識した同様なコンジュゲ-トを用いると, ZYMV罹病葉汁液中に含まれる高い同酵素活性が非特異発色を現わすので, このコンジュゲートは純化ZYMVの検出には良いが, 汁液中のZYMVの検出には不適であると思われる。
- 日本植物病理学会の論文
- 1985-12-25
著者
-
Somowiyarjo Susamto
佐賀大学農学部:(現)ガジャマダ大学農学部
-
Somowiyarjo Susamto
インドネシアガジャマダ大学農学部植物病理学研究室
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Somowiyarjo Susamto
佐賀大学農学部
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佐古 宣道
佐賀大学農学部
-
野中 福次
佐賀大学農学部
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Somowiyarjo Susamto
Gadjah Mada Univ.
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