アミノ酸関連物質による植物病害の防除 : IV イネいもち病菌の代謝系に及ぼす sodium N-Lauroyl-L-Valinate の影響
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概要
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As described in the previous paper, it is clear that the primary inhibitory site of sodium N-Lauroyl-L-valinate is the appressorial formation and hyphal growth. Experiments were conducted to examine the fungicidal activity of this compound on the metabolism of Pyricularia oryzae, i. e. protein synthesis, RNA・DNA synthesis, lipid synthesis, cell wall synthesis. Sodium N-Lauroyl-L-valinate inhibited strongly all the stages at100 μg/ml. On this concentration, this compound inhibited the incorporation of radioactive substrates into the cell and promoted the leakage. These results suggest that sodium N-Lauroyl-L-valinate affects the function of the cell membrane.
- 日本植物病理学会の論文
- 1976-04-25
著者
-
山口 勇
理化学研究所横浜研究所
-
山口 勇
理研
-
見里 朝正
The Institute of Physical and Chemical Research
-
見里 朝正
理化学研究所
-
見里 朝正
理研
-
中島 哲男
東京教育大学農学部
-
中島 哲男
ゼネカ農技セ
-
山口 勇
理化学研究所
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