協調型同期方式によるメディア間同期とその実現方式

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概要

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マルチメディアを対象としたメディア間の時間的関係は、複数のメディア・データの論理的な時間的関係、および、メディア・データを再生するプロセスの物理的な時間的関係に分類できる。論理的に指定された時間的な関係は、再生時に物理的なプロセス間同期に変換される。本論文では、メディア・データの論理的な時間関係を元に再生を行うときに、その曖昧性を除去しプロセス間同期に変換可能な時間関係の記述方式を示す。そして、与えられたメディア・データ間の時間的関係より、メディア・データ再生時のプロセス間の同期機構を実現する方式を示す。本論文で示すプロセス間同期機構の実現方式は、協調型処理方式に基づく協調型同期方式である。本方式において、プロセスは、与えられた時間的関係の情報に基づき、他のプロセスと協調し処理を行う。本方式では、それぞれのプロセスは、独立に動作するため、処理対象のメディアに応じた最適な動作方針を選択可能である。
一般社団法人情報処理学会の論文
1998-03-15

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