CASEツール開発のためのソフトウェア操作言語
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概要
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本論文では,ソフトウェアに対する操作を直観的かつ簡潔に記述する言語として「ソフトウェア操作言語」を提案する.ソフトウェアは書式に従って形式的に記述された文書から構成されている.ソフトウェア操作言語では文書をオブジェクトとして,ソフトウェアに対する操作をオブジェクトに対するメソッドの適用としてとらえることで,直観的にわかりやすく操作を記述できる.また,書式をクラスとして扱うことで,操作に対して書式が与える制約を自然に扱うことができる.本論文では,特に文法として書式が明確に定義されているソースプログラムを操作対象として,ソフトウェア操作言語の概念とその記述方法を説明する.最後に,操作が簡潔に記述できることを表す例を示す.CASEツールはソフトウェアに対する操作の記述であるため,ソフトウェア操作言語を用いることで,CASEツールの開発が容易になる.本論文の手法は下流工程のCASEツールの開発が対象となるが,上流工程のCASEツールの開発についても適用可能であり,上流工程への応用が期待できる.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1995-10-15
著者
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