718. 日本の初期ジュラ紀植物化石その 1
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概要
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日本の初期ジュラ紀植物化石は, 豊浦層群東長野層(山口県), 山奥層(岡山県), 来馬層群(富山, 新潟, 長野県), 岩室累層(群馬県), 志津川層群(宮城県)から知られている。以上のうち, 植物化石を多産するのは, 来馬層群および岩室累層である。私どもは, この数年間にわたり, 来馬層群および岩室累層から多量の植物化石を採集したので, これらを日本の初期ジュラ紀植物群の代表者として以後順次記載・報告する。本論文は, 産地の地質および従来報告された属種について概観するとともに, とくさ目に属する, Equisetites iwamuroensis KIMURA, E. mori-gumpeii KIMURA and TSUJII sp. nov., E. nipponicus KIMURA and TSUJII sp. nov., E. sp. A, E. sp. BおよびE. sp. Cを記載した。日本の初期ジュラ紀植物群の特徴および他地域の同時代の植物群との比較は最終編において述べる予定である。
- 日本古生物学会の論文
- 1980-09-30
著者
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