729. 南関東の多摩および阿須山丘陵の植物化石
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概要
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多摩丘陵に分布する三浦層群下位の大矢部層, およびこれとほぼ同時代と考えられる阿須山丘陵の仏子層から, つぎの諸属に属する植物化石を得たので, 記載・報告する;Picea, Pinus, Metaseqnoia, Salix, Juglans, Alnus, Quercus, Gleditsia, Buxus, Paliurus?, IlexおよびTrapa.この両層の植物群は, 組成から判断して, 棚井敏雅のいう明石型植物群と一致するものと考えられ, 近畿地方の大阪層群下位の植物群に対比される。したがって, この植物群の時代は, 鮮新-洪積世と判断される。
- 1981-07-15
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