741. 日本の初期ジュラ紀植物化石。その 4
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概要
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前編につづき, 来馬層群および岩室累層からつぎのシダ種子およびベネチテス目に属する植物化石を記載した。シダ種子目 : Ctenozamites sarrani (Zeiller) Harrisベネチテス目 : Anomozamites sp. A, Otozamites fujimotoi Kimura, O. neiridaniensis Kimura and Tsujii sp. nov., Pterophyllum ex gr. propinquum Goeppert, P. sp. A, Ptilophyllum cfr. cutchense Morris, P. nipponicum Kimura and Tsujii sp. nov., P. shinadaniense Kimura and Tsujii sp. nov., P. sp. A, P. sp. B.以上のうち, Ctenozamites属は, 日本で最初の産出であり, Ptilophyllum属は, 日本の古期中生界からの最初の産出である。とくに後者の産出は, 日本の初期ジュラ紀植物群の古植物地理的位置を判断する上で重要な資料となる。
- 日本古生物学会の論文
- 1982-04-15
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