病気との和解実現の方途を探って : 体験学習におけるグループ受容体験をモデルとして
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概要
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病気との和解実現の方途が体験学習におけるグループ受容体験をモデルに検討された。グループ受容体験は,病気と同様異和感を抱かせる体験学習への主体的かかわり合いを通じて,グループの自分にとって持つ生産的意味を発見するところに具体化する。その際,対人関係的かかわり合いが同時に大きな役割を果たしている。この受容体験にあずかる諸側面やプロセスを病気との和解実現のモデルとしたアンケートの作成を試みた。このアンケートを対人的かかわり合いの受皿となるナースによる病児・者への実施によって,病気との和解が促進されることが期待される。On the model of the attitude change towerd the interpersonal relationship training,how to realize subjectively healthy state in spite of objectively ill state was investigated.By the action actively participated in the training to which at first a person has usually a fooling of displeasure,strangeness and refusal as a person does to a disease,he gradually finds out the productive meaning for himself in the training and then realizes the attitude change.And this attitude change is strengthened by the interpersonal relationship with each other.The same aspects and processes as above mentioned seem to be comcerned with the realization of subjectively healthy state.In order to approach to this realization,a questionnaire was planned on the model of the attitude change toward the training.As this questionnaire is carried out to patients by nurses who intend to give the humanistic care,patient's realization of subjectively states would be expected.
- 大阪教育大学の論文
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