68. ジベレリンによるチャノキ不定根のエイジングと開花の制御
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概要
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Most of tea trees are propagated by cuttings, and the adventitious roots play an important role throughout the growth of tea trees in the fields. Adventitious roots grows in the soil by forming highly branched and bent root system (Matsuo, Root Research 13:157-158). However, they grow as a beautifully organized root system with apical dominance in the mist culture (Homma & Saba 2002; Matsuo, Root Research 14:15-16). In the hydroponics, they grow intermediate form between soil and mist. To understand the ageing process of adventicious root cells in the apical region of the roots, we examined fundamental cytology and mechanical properties of cell walls, and then examined these data if affected or regulated by gibberellin (GA). The inhibitor of GA biosynthesis caused expansion of cortical cells and suppressed elongation. Cell wall extensibility decreased towards the base and the gradient from tip to the base was steeper than those of pea roots. Soil grown tea roots showed steeper gradient towards the base than that of hydroponics-grown roots. Suberin deposition in exodermis proceeded more apically in the roots treated with the inhibitor of GA-biosynthesis. Tea tree is a week short-day plant but 100% flower buds were induced by the inhibitor of GA-biosynthesis even under continuous light. This effect of the inhibitor may be useful for the efficient breeding of tea trees.
- 植物化学調節学会の論文
- 2005-10-13
著者
-
松尾 喜義
農業・生物系特定産業技術研究機構 野菜茶業研究所
-
松尾 喜義
野菜茶業研究所茶業研究部
-
森田 茂紀
東京大学大学院農学生命科学研究科
-
阿部 淳
東京大学大学院農学生命科学研究科
-
谷本 英一
名古屋市立大学
-
Lux Alexander
コメニウス大・理
-
稲永 忍
鳥取大学農学部乾燥地研究センター
-
本間 知夫
千葉科学大危機管理学部
-
阿部 淳
東京大学院・農学生命科学・栽培
-
森田 茂紀
東京大学院・農学生命科学・農場
-
星野 友紀
大阪府立大学理学部
-
稲永 忍
国際農業研究所
-
本間 知夫
千葉科学大学危機管理学部
-
松尾 喜義
四国農試
-
星野 友紀
大阪府立大院・理学系・生物科学
-
松尾 喜義
野菜茶業研究所茶生産省力技術研究チーム
-
松尾 喜義
野菜茶業研究所
-
松尾 喜義
野菜・茶業試験場茶栽培部
-
松尾 喜義
農研機構野菜茶業研究所
-
谷本 英一
名古屋市立大学大学院システム自然科学研究科
-
谷本 英一
名古屋市立大・自然科学センター
-
松尾 喜義
野菜茶業研究所茶業研究部土壌肥料研究室
-
谷本 英一
名古屋市立大・院・システム自然科学
-
松尾 喜義
農業技術研究機構 野菜茶研
-
松尾 喜義
野菜茶業研究所金谷茶業研究拠点
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