プリンスメロンアレルギーについて
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概要
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熊本県のプリンスメロン栽培者の中に, プリンスメロン果実表面産毛による職業性気管支喘息と思われる症例を見いだし, 本症例は, (1)ハウス内でプリンスメロン果実を取り扱う時のみに喘息発作が起こること, (2)メロン抗原皮内反応陽性であること, (3)鼻内誘発試験陽性であること, (4)RAST法により特異的IgE抗体が証明されたことなどから, I型アレルギーによる職業性喘息と診断した.さらに他抗原との共通抗原性を一般アレルギー患者皮内反応により検討し, ダニ抗原が疑われたが, 寒天免疫拡散法, RAST inhibition testにより否定された.またマスクメロン, スイカ, プリンスメロンそれぞれの実と皮についての共通抗原性を検討した結果, 抗メロン血清を用いた寒天免疫拡散法ではマスクメロン, プリンスメロン, スイカそれぞれの実と皮に共通抗原は認められたが, 皮内反応およびRAST inhibition testでは, スイカの実と皮は陰性であった.
- 日本アレルギー学会の論文
- 1982-02-28
著者
-
石川 哮
熊本大学医学部耳鼻咽喉科学教室
-
増山 敬祐
熊本大学医学部耳鼻咽喉科学教室
-
登坂 薫
さいたま鼻・呼吸器アレルギーフォーラム
-
登坂 薫
熊本大学医学部耳鼻咽喉科学教室
-
岡 興佐
熊本市志田病院
-
石川 哮
熊本大学医学部耳鼻咽喉科
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