腎不全を伴う脳神経外科患者における各種透析方法の比較検討
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
In neurosurgical patients with renal failure, dialysis entails specific problems, chief of which is increased intracranial pressure and progressive brain edema as a result of rapid lowering of the serum osmolality. Another major problem is a tendency to hemorrhage, in response to either systemic heparinization or insufficient dialysis. The authors describe the results obtained with hemodialysis (HD), continuous arteriovenous hemofiltration (CAVH), continuous ambulatory peritoneal dialysis (CAPD), continuous peritoneal dialysis (CPD), and intermittent peritoneal dialysis (IPD). Nine patients were treated with HD, one with CAVH, five with CAPD or CPD, and two with IPD. Three of the six patients treated with continuous dialysis (CAVH, CAPD, and CPD) died, whereas intermittent dialysis (HD and IPD) carried an 82% mortality rate (nine of 11 patients). The causes of death were progressive brain edema in three cases, intracranial hemorrhage in three, gastrointestinal bleeding in three, overhydration due to insufficient dialysis in one, septicemia in one, and rupture of a cerebral aneurysm in one. Continuous dialysis appeared to be superior to intermittent dialysis in these neurosurgical patients in that it produced less brain edema and was less often associated with hemorrhage due to insufficient dialysis. In HD and CAVH, systemic heparinization was also thought to account for the high incidence of hemorrhage. However, CAVH with short half-life anticoagulants may be useful in patients who have abdominal complications and are therefore not suitable candidates for peritoneal dialysis.
- 日本脳神経外科学会の論文
- 1989-12-15
著者
-
権藤 学司
湘南鎌倉総合病院脳神経外科
-
高木 信嘉
横浜市立大学第2内科
-
小田 寿
横浜市立大学医学部第2内科
-
権藤 学司
横浜市立大学脳神経外科
-
山下 俊紀
神奈川県立足柄上病院 脳神経外科
-
金 一宇
西新井病院脳神経外科
-
持松 泰彦
横浜市立大学脳神経外科
-
持松 泰彦
横浜南共済病院脳神経外科
-
持松 泰彦
横浜市立大学医学部脳神経外科
-
藤津 和彦
横浜市立大学脳神経外科
-
桑原 武夫
横浜市立大学脳神経外科
-
石渡 祐介
横浜市立大学脳神経外科
-
藤野 英世
横須賀共済病院脳神経外科
-
中島 麓
小田原市立病院脳神経外科
-
権藤 学司
横浜市立大学医学部附属市民総合医療センター 安全管理室
-
山下 俊紀
神奈川県立足柄上病院脳神経外科
-
権藤 学司
横浜市立大学医学部脳神経外科
-
藤津 和彦
横浜市立大学医学部脳神経外科
-
高木 信嘉
横浜市立大学医学部第2内科学教室
-
金 一宇
西新井病院 脳神経センター
-
高木 信嘉
横浜市立大学医学部第2内科
-
藤津 和彦
横浜市立大学 脳神経外科
-
桑原 武夫
横浜市立大学 脳神経外科
関連論文
- 脳出血
- 血球貧食症候群を発症し血漿交換療法を施行した全身性エリテマトーデス患者における血清サイトカインの動態
- 0106 塩分摂取量によるレニン発現調節と傍糸球体装置における神経型一酸化窒素合成酵素の役割
- 1075 アンジオテンシノーゲン遺伝子欠損マウスの電解質代謝に関する基礎的検討
- 脂肪細胞への分化誘導に伴うアンジオテンシノーゲンの発現調節 : ポスター発表 : 第57回日本循環器学会学術集会
- 急性心筋梗塞後, 肝に石灰化を認めた慢性腎不全の1例
- 血漿交換後に著明な改善を示した難治性川崎病の1女児例
- 腎不全を合併した脳卒中患者の治療戦略(全身管理を要する脳血管障害の治療)
- Gliomaに対する放射線高エネルギー照射後の巨大嚢胞形成 : ガンマナイフのpit Fall
- P585 アンジオテンシノーゲン欠損マウスでのアンジオテンシンII受容体遺伝子発現におよぼす塩分負荷の影響について
- P426 Dahl食塩感受性高血圧ラットにおけるレニン-アンジオテンシン系遺伝子およびフィブロネクチン遺伝子発現に関する検討
- P621 retinoblastoma(RB)蛋白質によるレニン遺伝子プロモーター転写活性化の分子機構 : 近位プロモーター領域結合因子の関与について
- P220 大動脈平滑筋細胞におけるレニン・アンジオテンシン系遺伝子および細胞外マトリックス遺伝子のアンジオテンシンIIによる発現調節
- 0109 アンジオテンシノーゲン遺伝子欠損マウスのレニン過剰発現における傍糸球体装置の神経型一酸化窒素合成酵素(N-NOS)の役割
- 重症小脳出血の臨床的検討
- 後大脳動脈末梢部動脈瘤(P2)に対するアプローチ : 錐体骨削除の有用性について
- 内頸動脈前壁に発生した、細菌性脳動脈瘤の1例
- 高位脚間槽の動脈瘤学術の工夫 : 側頭葉切開によるアプローチ
- Pterional approach における深部静脈還流パターンの重要性
- 脳動脈瘤術後, 7年目以降の追跡調査
- 大脳基底核と高次脳機能との関連について : 99m-TcHMPAO SPECTによる基底核血流量からの検討
- 血液透析用内シャント造設手術213例の手術成績 : 第7回神奈川地方会
- 腎不全を伴う脳神経外科患者における各種透析方法の比較検討
- 64)重症心不全に併発した急性腎不全に対しContinuous Arteriovenous Hemofiltration(CAVH)が有効であった拡張型心筋症の1例 : 日本循環器学会第118回関東甲信越地方会
- ANPの血圧調節作用 (ANP--体液量と血圧調節に働くホルモン--心房性ナトリウム利尿ペプチド)
- 長期間経過後に転移発育したmixed pineocytoma/pineoblastomaの1例
- 濃厚な家族発生がみられた拡張型心筋症の同胞例 : 日本循環器学会第126回関東甲信越地方会
- 第28回日本脳卒中の外科学会報告
- 原発性cerebral ganglioneuroblastomaの1例
- Cerebellar neuroblastomaの1例
- 原発性cerebral neuroblastomaの1例
- 胸椎および腰椎への instrumentation surgery
- 頻脈発生時の血圧変動を観察し得たWPW症候群の1例 : 日本循環器学会第104回関東甲信越地方会
- 脳疾患患者における高次脳機能障害と脳血流量とこれらの関連性について : ^Tc-HMPAO SPECT による検討
- 左右半球障害別によ高次・認知機能害と脳血流量について
- 脳疾患別による高次・認知機能障害と脳血流量との関係 : SPECT Study
- 高次・認知機能障害と脳流量との関係 : 99mTc-HMPAO SPECT Study
- 0958 肥満高血圧における心血管系アンジオテンシノーゲン遺伝子発現調節の検討 : Wistar fatty遺伝性肥満ラットにおける検討
- RT-PCR法を用いたラット腎におけるアンジオテンシノーゲンmRNA発現の検討 : 第58回日本循環器学会学術集会
- 頸部リンパ節結核によるrHuEPO抵抗性を示したと考えられた血液透析患者の1例
- 70) 腎血管性効血圧を合併したcon Rechlinghausen病の1例
- 同種骨髄移植後に発症したネフローゼ症候群の1例
- クモ膜下出血患者の髄液および血清中TxB_,6-keto PGF_の経時的測定
- 脳内血腫を伴った破裂中大脳動脈瘤 : CT像の特徴と転帰について
- ヒト大動脈内皮細胞(HAEC)におけるβ_2受容体-adenylate cyclase系の証明 : 口述発表 : 第57回日本循環器学会学術集会
- 慢性関節リウマチ(RA)における免疫吸着(イムソーパ)の効果について : 日本アフェレシス学会第7回関東甲信越地方会
- 下垂体 mammosomatotroph cell hyperplasia に頭蓋骨線維性骨異形成症を合併した1例
- Wrap and Clip法による脳動脈瘤の治療
- 悪性脳腫瘍のgrowth rateのCTによる計測
- 細胞免疫ブロット法を用いたclinically non-functioning pituitary adenoma における微量ホルモンの測定
- 0451 ラット腎各ネフロンセグメントにおけるアンジオテンシノーゲンmRNA発現の加齢変動の検討
- Gliomaに対する長期免疫・化学療法の治療成績
- 手根管症候群患者における絞扼遠位部および近位部軸索変性の検討
- 脊髄血管芽腫の外科治療と遺伝子診断
- 腰椎-腹腔シャントに付加する新しい on-off flushing device の開発
- 先天性肝線維症に合併した多発性脳動脈瘤の1例
- ヒト大動脈内皮細胞(HAEC)におけるアデノシンA2受容体 : adenylate cyclase(AC)系の証明 : 第58回日本循環器学会学術集会
- 抗リン脂質抗体陽性反復流産妊婦に対する二重濾過血漿交換療法(DFPP)の有用性
- 急性期重症頭部外傷におけるdiffuse cerebral swellingの臨床的検討
- 多発性脳結核腫の1例
- 腎血管性高血圧症治療の現況と問題点 : 内科の立場から
- 0740 アデノシンA2受容体刺激による血管平滑筋型NO合成酵素の発現誘導
- 0324 アンジオテンシンIIによる血管平滑筋細胞フィブロネクチンの発現調節
- 胸腰椎損傷に対するInstrumentation Surgery
- 被殻出血の機能予後 : 特にSLTA follow upのパターンとCT分類との関係
- 動脈瘤の発生・成長・破裂を観察しえたモヤモヤ類似病の1例
- 頸部頸動脈狭窄症の手術適応について
- 痙攣で発症した内頚動脈欠損症の一例
- 破裂巨大中大脳動脈瘤--急性期直達手術を行った1例
- 脳波患者の頚部頚動脈狭窄症と内膜剔除術
- 糖尿病性足壊疽例のニューロパチー進行度
- 糖尿病に伴うニューロパチーの多彩な病態 : 電気生理学的解析
- 糖尿病性ニューロパチー評価に用いる各電気生理学的指標の関係
- 糖尿病患者の運動遠位潜時
- 神経幹-記録電極間距離と得られる神経活動電位の関係
- 軸索型ニューロパチーを表わす神経伝導指数
- 手根管症候群の神経伝導検査
- 糖尿病性ニューロパチーの評価に適した神経伝導検査項目
- 副深腓骨神経による短趾伸筋支配の頻度 : 衝突法による検討
- 遺伝子分析により診断の確定した頭蓋底部悪性リンパ腫の1例
- 後大脳動脈末梢部巨大動脈瘤の1例
- 急性期重傷頭部外傷におけるdiffuse brain injuryのCT分類と予後について
- Fibrous dysplasiaに対する視神経管開放術の経験
- 急性腎不全およびびまん性肺出血をきたした抗好中球細胞質抗体 (P-ANCA) 陽性の全身性強皮症
- 両側内頚動脈欠損の1例
- 白血球除去療法が著効した治療抵抗性潰瘍性大腸炎の一例 : 日本アフェレシス学会第8回関東甲信越地方会
- 脳腫瘍に対する炭酸ガスレ-ザ-手術装置の使用経験
- W-9-6 川崎病における大量ガンマグロブリン不応症例を対象とした血漿交換療法の効果
- 急性難治性熱性疾患に対するプラスマフェレーシスの有用性 : 日本アフェレシス学会第6回関東甲信越地方会
- クリッピングおよびコイル塞栓術後に連続して早期再発を繰り返し high-flow bypass 併用の trapping を要した破裂脳動脈瘤の1例
- Putaminal Hemorrhage のCTと機能予後ならびにAnterior Insular Approach
- Studies on pharmacokinetics of bunazosin during hemodialysis in patients with chronic renal insufficiency undergoing hemodialysis.
- Pharmacokinetics in blood of piperacillin (PIPC) in patients with severe acute renal insufficiency treated with continuous arteriovenous hemofiltration (CAVH).
- Studies on amikacin administration in the treatment with continuous arteriovenous hemofiltration (CAVH) for patients with serious acute renal failure.
- 副腎腫瘍局在に関する検討:-原発性アルドステロン症の副腎腺腫局在診断-
- 外側型脳出血軽症例の選択と手術適応
- タイトル無し
- 遅発性脳血管攣縮の治療:-Control の設定と超早期手術ヘパリン療法-
- 14. Vertebrobasilar junction の fusiform aneurysm の治療について
- タイトル無し