教員養成課程における表現教育と芸術教科の役割 (<特集>教科教育)

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概要

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[はじめに] : 平成4年度から実施されている教育課程と学習指導要領の改訂では、新しい学力観に基づいた教育実践が行われている。ここでは従来までの教科の内容を重視するだけではなく、教科全体に関わる人間としての資質の見直しがはかられている。それは急激に変化する社会に対応できる人間の育成である。思考力や判断力、さらには表現力の豊かな人間形成を目指しているといえる。こうした資質全体に関わる教育は、従来の教科内容だけでは包括できないものがあり、教科の枠を越えて実施されるものであろう。そうした資質の向上はそれぞれの教科の学習に還元され、活かされるものである。そこで本稿では子どもの表現力と芸術教科の教育の役割について考察し、さらには教師を育成するための教員養成での表現教育について、音楽科、美術科での内容を一考した。

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