ガドベン酸ジメグルミン製剤(E7155)の変異原性試験 (第3報) : ラットの骨髄細胞を用いる小核試験
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概要
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ガドベン酸ジメグルミン製剤(E7155)について,ラットを用いる小核試験を実施し,その変異原性を評価した。SDラットにE7155の5295.2mg/kg(5mmol/kg)を単回腹腔内投与し,18,42および66時間後に大腿骨から骨髄を採取し,小核を有する多染性赤血球を観察した。 その結果,E7155はいずれの採取時間においても小核を有する多染性赤血球の有意な増加を示さなかった。したがって,E7155はラットの骨髄細胞に対して変異原性を有さないものと考えられた。
- 日本トキシコロジー学会の論文
- 1999-11-15
著者
-
佐神 文郎
エーザイ株式会社 プロダクトクリエーション サイトサービス部 企画推進部
-
TIRONE Piero
Research Laboratories of Bracco S.p.A.
-
MORISETTI Alberto
Research Laboratories of Bracco S.p.A.
-
BUSSI Simona
Research Laboratories of Bracco S.p.A.
-
Bussi Simona
Research Laboratories Of Bracco S. P. A.
-
Tirone Piero
Milano Research Centre
-
鳥塚 尚樹
エーザイ株式会社開発安全性研究部
-
大門 弘彦
エーザイ株式会社研開調整部
-
澤田 繁樹
エーザイ株式会社開発安全性研究部
-
FASSIO Franca
Istituto di Ricerche Biomediche "Antoine Marxer", RBM S.p.A.
-
澤田 繁樹
エーザイ(株)
-
佐神 文郎
エーザイ株式会杜筑波研究所
-
Fassio Franca
Istituto Di Ricerche Biomediche "antoine Marxer Rbm S.p.a.
-
Faccio Franca
Instituto Di Ricerche Biomediche "antoine Marxer" Rbm S. P. A.
-
大門 弘彦
エーザイ株式会社安全性研究所川島安全性研究部
-
佐神 文郎
エーザイ株式会社開発安全性研究部
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