ガドベン酸ジメグルミン製剤(E7155)の生殖発生毒性試験 (第2報) : 雌性ラットにおける静脈内投与による受胎能および胚・胎児発生に及ぼす影響に関する併合試験

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概要

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受胎能および胚・胎児発生に及ぼすガドベン酸ジメグルミン製剤(E7155)の影響について雌性SDラットを用いて検討した。一群22匹の雌性ラットに0.3,1.0または2.0mmol/kg/日のE7155を交配前15日間,静脈内投与を行った。投与は交配中も継続し,妊娠17日まで投与を行った。対照動物には同じ期間中0.9%滅菌生理食塩液を投与した。妊娠20日にすべての雌動物を屠殺し,子宮内容物の検査を行った。交配前および妊娠期間中の雌動物の体重増加量および摂餌量にはE7155投与による影響は認められなかった。発情周期,生殖能,同腹児数,胎児体重および妊娠20日までの胎児の生存および発生には投薬による影響は認められなかった。以上の結果より,E7155の雌動物の一般毒性学的無毒性量,生殖能力および胎児の発生に対する無毒性量は,いずれも2.0mmol/kg/日と推察された。
日本トキシコロジー学会の論文
1999-11-15

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