ガドベン酸ジメグルミン製剤(E7155)の生殖発生毒性試験 (第3報) : ウサギにおける静脈内投与による胚・胎児発生に及ぼす影響に関する試験
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概要
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ガドベン酸ジメグルミン製剤(E7155)を0(対照),0.3,0.9および2.0mmol/kg/日の投与量でNZW系ウサギ(20匹/群)の妊娠6∼18日に1日1回静脈内投与し,母動物と胎児に及ぼす影響について検討した。母動物では2.0mmol/kg/日群で体重が初期に顕著に低下し,摂餌量が減少した。体重増加量および摂餌量の軽度な減少が0.9mmol/kg/日群で認められた。0.3mmol/kg/日群の母動物では投与による明らかな毒性は観察されなかった。胚・胎児に対しては,0.9および2.0mmol/kg/日群における早期子宮内死亡率がわずかに増加した。2.0mmol/kg/日群の胎児の形態学的検査において,3匹の別々の母動物由来の3例の胎児に小眼球・小眼症あるいは網膜異常が認められた。また,この投与群では,過剰胸骨核あるいは胸骨核の癒合さらに20本-胸腰椎体の発生率も上昇した。以上の結果から,母動物の一般毒性学的無毒性量および胚・胎児発生に対する無毒性量は0.3mmol/kg/日と考えられた。
- 日本トキシコロジー学会の論文
- 1999-11-15
著者
-
佐神 文郎
エーザイ株式会社 プロダクトクリエーション サイトサービス部 企画推進部
-
奥田 恭之
エーザイ株式会杜筑波研究所
-
TIRONE Piero
Research Laboratories of Bracco S.p.A.
-
MORISETTI Alberto
Research Laboratories of Bracco S.p.A.
-
BUSSI Simona
Research Laboratories of Bracco S.p.A.
-
Bussi Simona
Research Laboratories Of Bracco S. P. A.
-
Tirone Piero
Milano Research Centre
-
MASTERS Robert
Huntingdon Life Sciences Ltd.
-
佐神 文郎
エーザイ株式会杜筑波研究所
-
佐神 文郎
エーザイ株式会社開発安全性研究部
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