抗悪性腫瘍薬VP 16-213 の毒性研究 (第2報) : ラットにおける1箇月間反復経口投与による亜急性毒性
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
VP 16-213 (etoposide, abbr. to VP), an oncostatic drug, was administered orally to Crj: CD (Sprague-Dawley) rats of both sexes at dose levels of 3, 10, 30 and 100 mg/kg/day for one month with the object of examining its subacute toxicity and the reversibility of toxic effects. The summarized results obtained are as follows: 1. VP 30 mg/kg suppressed body weight increase and feed intake, and brought soft stool. VP 100 mg/kg decreased body weight and feed intake, and induced diarrhea, depilation and so forth. Furthermore, half of the animals at this dose level died showing systemic debility and emaciation. 2. VP 30 and 100 mg/kg predominantly decreased red blood cell count as well as white blood cell count accompanied with lowered lymphocyte fraction. 3. VP 10 mg/kg and higher lowered total serum protein content and serum alkaline phosphatade activity, and elevated A/G ratio. 4. VP 10 mg/kg and higher caused thymic atrophy and a decrease in testicular weight ; 30 and 100 mg/kg brought suppression of spermatogenesis ; and 100 mg/kg predominantly induced appearance of giant cells in epididymis, hypoplasia of bone marrow, ileocecitis, and atrophy of prostate, seminal vesicle and splenic germinalcenters. 5. Above-described changes excluding exacerbation of the findings on testis and epididymis were shown to be generally reversible. Based on these results, the no-effect dose level of VP under the present experimental condition was estimated to be 3 mg/kg/day against rats of both sexes.
- 日本トキシコロジー学会の論文
- 1986-04-25
著者
-
甲斐 修一
ブリストル・マイヤーズ スクイブ株式会社 前臨床研究所 毒性病理研究室
-
河野 茂生
ブリストル・マイヤーズスクイブ(株)神奈川研究所
-
太田 恵子
ブリストル・マイヤーズ研究所株式会社・前臨床研究所
-
門田 利人
ブリストル・マイヤーズ研究所株式会社 前臨床研究所
-
黒柳 幸司
ブリストル・マイヤーズ研究所株式会社 前臨床研究所
-
太田 敏
ブリストル・マイヤーズ研究所株式会社 前臨床研究所
-
石川 克己
ブリストル・マイヤーズ研究所株式会社 前臨床研究所
-
河村 寿
ブリストル・マイヤーズ研究所株式会社 前臨床研究所
-
高橋 紀光
ブリストル・マイヤーズ研究所株式会社 前臨床研究所
-
浜島 義規
ブリストル・マイヤーズ研究所株式会社・前臨床研究所
-
石川 克己
ブリストル・マイヤーズ スクイブ株式会社 前臨床研究所 毒性病理研究室
-
河村 寿
ブリストル・マイヤーズ スクイブ株式会社 前臨床研究所 毒性病理研究室
-
高橋 紀光
ブリストル・マイヤーズ スクイブ株式会社 前臨床研究所 毒性病理研究室
-
黒柳 幸司
ブリストル・マイヤーズ スクイブ株式会社 前臨床研究所 毒性病理研究室
関連論文
- 0470 肺高血圧症による右心不全の進展における内因性endothelin-1の関与 : endothelin拮抗薬の慢性投与による生存率の改善と不全右室心筋遺伝子発現の改善
- 抗不安薬Buspirone hydrochlorideのマウス, ラット及びイヌにおける急性毒性
- 高分子化合物と混合粉砕または凍結乾燥したアムホテリシンBの溶解性とバイオアベイラビリティ
- 口腔内粘膜付着性軟骨の製剤特性 : 水溶性高分子-プラスチベース系
- 抗悪性腫瘍薬Paclitaxelのウサギにおける血管刺激性試験
- 抗悪性腫瘍薬Paclitaxelの抗原性試験
- 抗悪性腫瘍薬Paclitaxelの生殖・発生毒性試験(第3報) : ラットにおける周産期及び授乳期静脈内投与試験
- 抗悪性腫瘍薬Paclitaxelの生殖・発生毒性試験(第2報) : ラットにおける胎児の器官形成期静脈内投与試験
- 抗悪性腫瘍薬Paclitaxelの生殖・発生毒性試験(第1報) : ラットにおける妊娠前及び妊娠初期静脈内投与試験
- 抗悪性腫瘍薬Paclitaxelの毒性研究(第3報) : ラットにおける6カ月間間歇静脈内投与毒性試験
- 抗悪性腫瘍薬Paclitaxelの毒性研究(第2報) : ラットにおける1カ月間間歇静脈内投与毒性試験
- 抗悪性腫瘍薬Paclitaxelの毒性研究(第1報) : ラットにおける単回静脈内投与毒性試験
- 抗不安薬Buspirone hydrochlorideの生殖・発生毒性試験(第2報) : ラットにおける周産期及び授乳期経口投与試験
- 抗不安薬Buspirone hydrochlorideの生殖・発生毒性試験(第1報) : ラットにおける胎仔の器官形成期経口投与試験
- 抗不安薬Buspirone hydrochlorideのモルモット及びマウスにおける抗原性試験
- 抗悪性腫瘍薬Carboplatinの生殖に及ぼす影響(第3報) : ラットにおける周産期及び授乳期静脈内投与試験
- 抗悪性腫瘍薬Carboplatinの生殖に及ぼす影響(第2報) : ラットにおける胎仔の器官形成期静脈内投与試験
- 抗悪性腫瘍薬Carboplatinの生殖に及ぼす影響(第1報) : ラットにおける妊娠前及び妊娠初期静脈内投与試験
- 抗悪性腫瘍薬Carboplatinのモルモット及びマウスにおける抗原性試験
- 抗悪性腫瘍薬 VP 16-213 の生殖に及ぼす影響 (第6報) : ラットにおける周産期及び授乳期静脈内投与試験
- 抗悪性腫瘍薬 VP 16-213 の生殖に及ぼす影響 (第5報) : ラットにおける妊娠前及び妊娠初期静脈内投与試験
- 抗悪性腫瘍薬 VP 16-213 の生殖に及ぼす影響 (第4報) : ラットにおける周産期及び授乳期経口投与試験
- 抗悪性腫瘍薬 VP 16-213 の生殖に及ぼす影響 (第3報) : ウサギにおける器官形成期経口投与試験
- 抗悪性腫瘍薬 VP 16-213 の生殖に及ぼす影響 (第2報) : ラットにおける器官形成期経口投与試験
- 抗悪性腫瘍薬 VP 16-213 の生殖に及ぼす影響 (第1報) : ラットにおける妊娠前及び妊娠初期経口投与試験
- 抗悪性腫瘍薬 VP 16-213 の毒性研究 (第5報) : ラットにおける3箇月間反復静脈内投与による毒性
- 抗悪性腫瘍薬 VP 16-213 の毒性研究 (第4報) : ラットにおける1箇月間反復静脈内投与による亜急性毒性
- 抗悪性腫瘍薬 VP 16-213 の毒性研究 (第3報) : ラットにおける6箇月間反復経口投与による慢性毒性
- 1158 肺高血圧ラットに対するendothelin(ET)受容体拮抗薬の急性投与および慢性投与の効果
- 抗悪性腫瘍薬VP 16-213 の毒性研究 (第2報) : ラットにおける1箇月間反復経口投与による亜急性毒性
- 抗悪性腫瘍薬VP 16-213 の毒性研究 (第1報) : マウス, ラット, ウサギにおける急性毒性
- Cholestyramineのラットにおける発癌性試験
- Cholestyramine のマウスにおける発癌性試験
- 抗悪性腫瘍薬 VP 16-213 の毒性研究 (第6報) : モルモットにおける抗原性試験
- Butorphanol tartrateのラット交差乳母哺育に及ぼす影響
- 麻薬拮抗性鎮痛薬Butorphanolおよびその主代謝産物の依存形成能