伊勢芋の栽培に関する研究 : 第 2 報伊勢芋の生育特性
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概要
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伊勢芋は三重県多気町の伝統的な特産物で, その栽培技術は高い水準にあって永い間固定的に引き継がれてきた.しかしこの技術は, 経験から生まれたものであるだけに, 伝統的に継承されたものと考えられる.また, 水稲の数倍の収益性を持つ, 農業経営の中核的換金作物として価値が高いにもかかわらず, 栽培環境, とくに土壌, 気候条件への適応性の低さや, 芋自体の形や生産性の低さなどのため, その作付面積は制限されている.栽培環境面では特に土壌条件が特産としての特徴を示しているといわれてきた.特産地である三重県多気町の土壌は櫛田川と山林との傾斜地で, 地下水位が低く排水が良く, 作土深く, 保水性のある砂壌土である.本研究はこれら土壌に焦点をしぼり, 土壌の種類, pH, 乾湿等の面から検討を開始した.また, 伊勢芋はヤマノイモ群であるので, 伊勢芋の光要求としての特性について遮光処理実験を行った.
- 日本作物学会の論文
- 1983-10-31
著者
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