サトウキビNi17とその交配親系統の登熟開始期剪葉後の糖度推移
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概要
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登熟期の台風時の潮風害により, 生葉が枯死した後の新葉の展開と収穫期の糖度の関係についての解明を目的に, 登熟開始期の10月にすべての生葉を剪葉することにより, 潮風害で生葉が枯死した状態を人為的に作出して, その後の展開葉数と糖度の関係について品種間(Ni17およびその種子親NiF8, 花粉親RF79-247, F177)で比較した.Ni17は生葉の展開が速く, かつ収穫期の生葉も多かった.これはRF79-247と同傾向であった.NiF8は, 生葉の展開が遅く, かつ少なかった.出穂が多いことから, 出穂性が生葉の展開にマイナスに作用したと推察された.収穫期(3月)の糖度はNi17が高く, NiF8は低かった.Ni17は, 生葉傷害後の早い生葉の展開と収穫期の生葉の維持が高糖度に繋がっているものと推察された.
- 日本作物学会の論文
- 2005-05-15
著者
-
宮城 克浩
沖縄県農業研究センター宮古島支所
-
謝花 治
八重山農林水産振興センター農業改良普及課
-
伊禮 信
沖縄県農業研究センター
-
宮城 克浩
沖縄農試
-
謝花 治
沖縄県農業試験場
-
崎山 澄寿
沖縄県農業試験場
-
崎山 澄寿
沖縄県農業研究センター名護支所
-
宮城 克浩
沖縄県農業研究センター
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