小麦黒目粒の発生原因の究明と防除対策に関する研究 : 第3報 防除対策
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概要
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小麦黒目粒の防除対策を発生の多いチクゴイズミで検討した。耕種的対策としては,圃場の排水をよくすること,倒伏させない肥培管理が必要である。また,系統間で発生程度に差があるので,発生の少ない系統を選抜することによって次世代の発生を抑えられることが示唆された。本病は種子伝染はせず,出穂期以降 Altanaria sp.による感染で,その発生程度は出穂期以降の気象条件の影響が大きい。そのため,出穂期以降の薬剤散布による防除効果を検討した結果,ある程度の効果は認められるが,3回散布でも完全には防除できなかった。黒目粒の混入が外観品質に及ぼす影響は混入割合が25%までは検査等級の低下は認められなかった。
- 日本作物学会の論文
- 1996-05-15
著者
-
菅 康弘
長崎県総合農林試験場愛野馬鈴薯支場
-
西村 勝久
長崎県総合農林試験場
-
小川 義雄
長崎県総合農林試験場
-
下山 伸幸
長崎県総合農林試験場
-
西村 勝久
諫早農改
-
小川 義雄
長崎県総合農林試
-
菅 康弘
長崎県総合農林試験場
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