(7)ジャガイモ疫病に対する防除薬剤の散布間隔を累積降雨量により決定した場合の防除効果について
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概要
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ジャガイモ疫病に対する防除薬剤の効率的な使用法の開発に資するため,初回散布時からの累積降雨量が75mmまたは150mmに達した時点で次回散布を行うように散布間隔を設定した場合の防除効果について検討した.薬剤としてジアゾファミド水和剤,シモキサニル・マンゼブ水和剤,ジメトモルフ・マンゼブ水和剤およびマンゼブ水和剤を供試した.その結果,多〜甚発生条件下において薬剤ならびに散布間隔間で発病株率,発病度に差が認められた.ジメトモルフ・マンゼブ水和剤およびマンゼブ水和剤は75mm間隔区の防除価の上下限が82.5〜97.9であるのに対し,150mm間隔区では55.8〜75.0と散布間隔間で防除効果に差が認められた.一方,ジアゾファミド水和剤,シモキサニル・マンゼブ水和剤は75mm間隔区の防除価の上下限が83.7〜96.7,150mm間隔区では81.3〜95.9と散布間隔間での防除効果の差が少なく,耐雨性の面で他の2剤より優れていた.
- 日本植物病理学会の論文
- 2003-02-25
著者
-
小川 哲治
長崎総農林試愛野
-
菅 康弘
長崎県総合農林試験場愛野馬鈴薯支場
-
善 正二郎
佐賀上場営農セ
-
迎田 幸博
長崎総農試愛野
-
松尾 和敏
長崎総農林試
-
小川 哲治
長崎総農試愛野
-
佐山 充
長崎総農林試愛野:(現)北農研
-
松尾 和敏
長崎県総合農林試験場
-
松尾 和敏
長崎総農試
-
川崎 修二
鹿児島農試大隅
-
佐山 充
長崎総農試愛野
-
内川 敬介
長崎総農試
-
菅 康弘
島原農業改良普及センター
-
SUGA Yasuhiro
Nagasaki Agricultural and Forestry Technical Development Center
-
菅 康弘
長崎県総合農林試験場
-
菅 康弘
長崎総農林試
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