フェニトロチオンマイクロカプセルのチャバネゴキブリに対する持続性効果に及ぼす製剤要因
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概要
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ポリウレタンを膜物質に用いたフェニトロチオンマイクロカプセルを調製し, その製剤要因(粒径, 膜厚)とゴキブリに対する残留接触効果の関係を調べた.供試したカプセルは, ゴキブリが接触することにより破壊された.破壊率および残留接触効力は, マイクロカプセルの粒径, 膜厚により変化した.著者らは, カプセル強度を表すパラメーターとして, 体積平均径(D)と膜厚(T)の比, すなわちD/T比を提唱した.この比が大きいほど, ゴキブリによる破壊が大きかった.結果として, D/T比はマイクロカプセルの残留接触効力と密接な関係があると結論づけられた.供試サンプル中, 初期効力, 残効性ともに優れたマイクロカプセルを得るための最適D/T比は150近辺にあった.
- 日本農薬学会の論文
- 1987-02-20
著者
-
川田 均
京都大学農薬研究施設:(現)住友化学工業株式会社宝塚研究所
-
新庄 五朗
Pesticides Research Laboratory, Takarazuka Research Center, Sumitomo Chemical Co., Ltd.
-
辻 孝三
Pesticides Research Laboratory, Takarazuka Research Center, Sumitomo Chemical Co., Ltd.
-
新庄 五朗
Agricultural Science Research Laboratory Takarazuka Research Center Sumitomo Chemical Co. Ltd.
-
辻 孝三
住友化学工業株式会社宝塚総合研究所農業科学研究所
-
津田 重典
Agricultural Science Research Laboratory, Takarazuka Research Center, Sumitomo Chemical Co., Ltd.
-
津田 重典
Pesticides Research Laboratory, Takarazuka Research Center, Sumitomo Chemical Co., Ltd.
-
大坪 敏朗
Pesticides Research Laboratory, Takarazuka Research Center, Sumitomo Chemical Co., Ltd.
-
川田 均
Pesticides Research Laboratory, Takarazuka Research Center, Sumitomo Chemical Co., Ltd.
-
真部 幸夫
Pesticides Research Laboratory, Takarazuka Research Center, Sumitomo Chemical Co., Ltd.
-
岸渕 典子
Pesticides Research Laboratory, Takarazuka Research Center, Sumitomo Chemical Co., Ltd.
-
津田 重典
Agricultural Science Research Laboratory Takarazuka Research Center Sumitomo Chemical Co. Ltd.
-
大坪 敏朗
住友化学工業株式会社宝塚総合研究所農業科学研究所
-
岸渕 典子
Pesticides Research Laboratory Takarazuka Research Center Sumitomo Chemical Co. Ltd.
-
真部 幸夫
Pesticides Research Laboratory Takarazuka Research Center Sumitomo Chemical Co. Ltd.
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