フェニトロチオンのマウス肝臓ホモジネートおよびマウスによる (R)_p-(+)-デスメチルフェニトロチオンへのエナンチオトピック脱メチル化反応
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概要
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フェニトロチオンが動物体内でエナンチオトピック脱メチル化反応を起こす際, 光学活性デスメチルフェニトロチオンが生成するかどうかを知るためマウス肝臓ホモゲネートおよびマウスにフェニトロチオンを投与し, 代謝されたデスメチルフェニトロチオンを(S)-(-)-α-フェニルエチルアミンとのジアステレオマーに誘導し, 液体クロマトグラフィーによって分離定量した.その結果, (R)_p体が優先的に生成したが, (S)_p体もある程度代謝されることが明らかとなった.また, デスメチルフェニトロチオンの不斉リンの絶対立体化学は合成によって得られた上記ジアステレオマーのプロトンNMRを比較検討することにより, 絶対構造と旋光性を(R)_p-(+), (S)_p-(-)と決定した.
- 日本農薬学会の論文
- 1983-02-20
著者
-
富澤 長次郎
National Institute Of Agro-environmental Sciences
-
宮崎 昭雄
Osaka Agricultural Research Center
-
瓦谷 光男
Osaka Agricultural Research Center
-
丸茂 晋吾
Department of Agricultural Chemistry, Nagoya University
-
宮崎 昭雄
大阪農技セ
-
富澤 長次郎
National Institute Of Agricultural Sciences
-
瓦谷 光男
大阪環農水総研
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