発がん抑制性フードファクター : 食によるがん予防を目指して(特別企画「食品ならびに食品成分による抗変異原性作用」)
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概要
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Chemoprevention with food phytochemicals is currently regarded as one of the most promising avenues for cancer control. To search for chemopreventive food phytochemicals (FOOD FACTORS), the authors have hitherto carried out screening studies of dietary plants for their anti-tumor promoting properties. In the extensive screening test using an in vitro method, the Epstein-Barr virus (EBV) activation inhibition test, high potential was found in the plants from Southeast Asian countries. In particular, those in the families Zingiberaceae, Rutaceae, Labiatae, Cruciferae and Umbelliferae were shown to contain potent anti-tumor promoters at high proportion of species. More than 40 EBV activation inhibitors have thus far been identified. Of the inhibitors, 1'-acetoxychavicol acetate (ACA) and zerumbone (ZER) from zingiberaceous plants and auraptene (AUR) and nobiletin (NOB) from citrus fruits were shown to be promising chemopreventors by a variety of animal model tests; e.g. skin, oral, oesophagus and colon carcinogenesis in mouse or rat. Inhibition of free radical generation including O_2 and NO as well as the related biological and physiological activities were found to be the most striking biochemical characteristics of these 4 compounds. Thus, the inhibition of free radicals is thought, at least in part, to be one of the effective mechanisms for cancer prevention. An outline of our researches in this area is reviewed.
- 日本環境変異原学会の論文
- 2002-11-13
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