生体腎移植患者におけるミコフェノール酸モフェチル服用初期に生じる下痢に関する検討
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概要
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There are increasing concerns about the diarrhea caused by mycophenolate mofetil (MMF), a potent immunosuppressive agent, in transplant recipients. In this study, the incidence rates of diarrhea with or without MMF administration were investigated in patients who had undergone a renal transplantation in Sapporo City General Hospital. MMF administration was normally started 3 days before operation and diarrhea occurred in approximately 20% of patients every day immediately after MMF administration to 5 days after operation. The incidence rate dropped sharply after 6 days from operation. There was no evidence of gender differences in the incidence rates of diarrhea among MMF-treated patients. When the incident rates were evaluated during a period from 3 days before operation to 7 days post transplantation, the rate was significantly greater in the MMF-treated patients than in the MMF-non-treated patients. Moreover, diarrhea was more severe in MMF-treated patients. Accordingly, it was obvious that the MMF administration made the diarrhea in the renal transplant recipients much worse. Therefore, it is very important for pharmacists to monitor the occurrence of diarrhea in the early stages of MMF administration and provide suitable information about any adverse reactions to patients.
- 日本医療薬学会の論文
- 2003-12-10
著者
-
高橋 保志
市立札幌病院薬剤部
-
小林 道也
北海道医療大学薬学部
-
齊藤 浩司
北海道医療大学薬学部
-
唯野 貢司
北海道医療大学薬学部
-
原田 浩
市立札幌病院腎移植科
-
平野 哲夫
市立札幌病院腎移植科
-
唯野 貢司
市立札幌病院薬剤部
-
阿知波 一人
市立札幌病院薬剤部
-
小林 道也
北海道医療大学 薬学部 薬剤学 教室
-
齋藤 浩司
北海道医療大学薬学部薬剤学講座
-
小林 美香子
北海道医療大学薬学部
-
齊藤 浩司
北海道医療大学薬学部:札幌腎と薬剤研究会
-
齊藤 浩司
Department Of Pharmaceutics Faculty Of Pharmaceutical Sciences Health Sciences University Of Hokkaid
-
結城 祥充
市立札幌病院薬剤部
-
阿部 順子
市立札幌病院看護部
-
結城 祥充
札幌市立札幌病院 薬剤部
-
結城 祥充
札幌市立病院
-
平野 哲夫
札幌市立札幌病院 薬剤部
-
原田 浩
市立札幌病院腎移植外科
-
原田 浩
札幌市立札幌病院 内分泌代謝内科
-
平野 哲夫
市立札幌病院腎移植外科
-
齊藤 浩司
北海道医療大学 薬学部
-
結城 祥充
市立札幌病院 薬剤部
-
平野 哲夫
市立札幌病院
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