黒緑豆の生育, アスコルビン酸量および糖量におよぼす発芽条件の影響

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概要

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黒緑豆(Phaseolus mungo L.)の生育, アスコルビン酸量および糖量におよぼす発芽条件の影響について検討し, 次のような結果を得た。1)黒緑豆種子は, 20℃で24時間, 浸水後生育したものが, もっともよい生長を示した。2)種子の生育速度は, 22℃, 25℃, 30℃の順に増加した。3)同じ温度で生育するとき, 給水量が多くなると, 生育速度が著しく増加した。4)もやし中の, AsAとDASAの比は, 給水量ではなく, 生育温度の影響をうけた。また, 生育温度が上るとDASAが多くなった。5)もやし中のアスコルビン酸は, 子葉よりも胚軸に多く含まれていた。6)生育初期の黒緑豆の子葉中には, グルコースやフルクトースは殆んど存在しなかった。
福岡女子大学の論文
1987-01-25

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