情報関連用語への親和度と環境要因とのかかわり : 親和度から何が読み取れるか?

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概要

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情報処理能力を測るものさしの候補の一つとして、学習開始前と学習終了後に、情報関連用語への親和度を調査した。学習開始前の親和度は予想以上に低く、1年の学習を通じすべての用語に対し親和度は向上した。学習の際触れていない用語に対しても親和度が向上するということは、何を意味するものなのか。親和度の調査は、生活・能力・知識の何を、どのように知るものさしとなり得るのか。入学以前、学習以前の学校環境、家庭環境、学習成果等の指標と比較検討してみた。学習以前の親和度は、個々の家庭環境に依存する。学習終了後の親和度は、学習成果と相関が見られた。用語によって上昇率は一様でない。学習の際触れなくても、環境的に一般化されてきたものへの親和度は学習を通じ上昇する。親和度調査は、学習の定着、生活を取り巻く環境の情報化状況をつかむ一つの指標となりそうである。
1997-08-08

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