福祉系大学・短期大学における英語教材調査とリーディング教材開発研究
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概要
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"福祉領域における英語リーディング教材開発にあたって,まず全国の福祉系の大学・短期大学(日本社会事業学校連盟校)で使用されている教材調査を行い,英語教育におけるリーディングの位置付けと教材種別を確認した.その結果,オーラル・コミュニケーションと同程度にリーディング教育は重要な位置を占めていることが明らかとなった.教材種別は,圧倒的に異文化理解および時事英語が多く,国際化の時代に対応しようとする教育側の姿勢が反映されている.しかし,福祉を学ぶ学生を対象とする新しい教材開発をめざす本研究にとって,自作教材とESP(English for Specific Purposes)教材は量的には多くないが注目に値する.福祉領域におけるESPのSは,その対象者が多岐に亘ることに由来する多義性が福祉の特有性であると考え,教材のテーマを検討した結果,その福祉特有の多義性,多岐性を具体化する「人間・人権・いのち」とした.本教材開発は純粋の,と言うよりも広い意味でのESP教材開発である.本稿の主要目的は,英語教材を調査し,それによってリーディングの位置付けを確認し,教材作成の基本方針を検討,作成手順を決定することである.その結果作成した教材実例および授業活用方法を参考に示した."
- 川崎医療福祉大学の論文
著者
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小林 春男
川崎医療福祉大学医療福祉学部医療福祉学科
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小林 春男
川崎医療福祉大学医療福祉学部
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清水 雅子
川崎医療福祉大学医療福祉学部医療福祉学科
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"清水 雅子
川崎医療福祉大学医療福祉学部医療福祉学科
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佐久川 肇
川崎医療福祉大学医療福祉学部医療福祉学科
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小林 春男"
川崎医療福祉大学医療福祉学部医療福祉学科
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小林 春男
日本学術振興会
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佐久川 肇
川崎医療福祉大学
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