関西鍼灸短期大学における鍼灸カルテの電子化の試み

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概要

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近年,様々な医療機関で「カルテの電子化」が行われ,すでに「電子カルテ」を導入している施設もある。本学の鍼灸治療部でも患者情報を電子化できれば,横断・縦断研究をする際に,大変役に立つだろうと考え,本学の「学内LAN」の設置を機に,鍼灸カルテの電子化を試みることとした。しかし,鍼灸治療の主観の多いデータを電子化するには,既存の「電子カルテ」では難しく,また本学の鍼灸治療の特徴も生かせるように考慮したため,本学独自のデータベースを作成することとした。「紙のカルテ」から「電子カルテ」ヘデータを入力することは,必要最小限のデータであろうとも,膨大な作業であるが,時間が経てば,その量は更に増えていく。そして,「紙のカルテ」は劣化するので,貴重な臨床データは日々失われていく。このことは早急に「カルテの電子化」を進めるべき,警告ではないのだろうか。
関西鍼灸大学の論文
2001-09-30

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