平成12年度臨床実習指導者講習会直後の受講生の意識
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概要
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平成12年度臨床実習指導者講習会を受講した43名を対象にアンケート調査を行い、講習会直後の受講生の意識に焦点をあて内容を整理し検討した。その結果、次の3つが受講生の意識として分析された。(1)自己の思考や行動の明確化(自己理解、肯定的思考、論理的思考、問題解決のプロセス)(2)指導上の方向性の発見(指導内容・方法、役割認識・役割モデル、コミュニケーションツール)(3)看護の見直し(看護教育、看護技術、看護理論、看護診断、継続教育)であった。さらに、これら受講生の意識は、グループワークによる気づき、また教育学や看護教育論、看護過程、人間理解、看護学各領域の学びが影響していることが示唆された。今後、講習会直後の受講生の意識が実習指導の実際にどのように活かされ、成果が得られているかを明らかにすることが課題である。
- 川崎市立看護短期大学の論文
- 2003-03-31
著者
-
廣瀬 信子
共立女子短期大学看護学科
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真部 昌子
川崎市立看護短期大学
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真部 昌子
共立女子短期大学看護学科
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真部 昌子
大森赤十字病院
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ハ島 妙子
愛知医科大学看護学部看護学科
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福山 なおみ
川崎市立看護短期大学
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廣瀬 信子
川崎市立看護短期大学
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ハ島 妙子
愛知医科大学看護学部
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