精神科リハビリテーションの10年間の変遷と看護に求められる今後の課題 : 精神科リハビリテーションにおける文献検討から
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概要
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1993年からの10年間に、精神科リハビリテーション研究がどのように発展してきたかを文献を通じて明らかにし、今後の看護者に求められる課題について考察することを目的として、1993〜2003年4月までの精神科リハビリテーションに関する文献について検討した。その結果、研究の変遷は、精神科リハビリテーションの現状や課題、評価や評価尺度の有用性、活動の報告や調査などを経て長期的なプログラムの評価や新たな課題に関する研究に至っていた。また、今後の看護上の課題として、1.集団を対象にした研究に加え、個別を対象にした援助を蓄積し、さらにその結果の妥当性を評価していく。2.精神科看護領域においては、法や施策などのさまざまな社会的要因などが影響しあっていることが多いため、看護者は他の職種とのコーディネーターとしての役割を担っていく。3.看護職のみならず、他の職種との共同研究により、チームアプローチの中から見た看護者の果たす役割をいっそう明確にしていくことが重要であることが示唆された。
- 川崎市立看護短期大学の論文
- 2004-03-31
著者
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