高圧蒸気利用によるキウイ・フルーツの剥皮について

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概要

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水蒸気の断熱膨張力を利用した青果物の自動剥皮装置1号機により,キウイフルーツの剥皮について検討した。実験では,剥皮時に生じる水蒸気の断熱膨張エネルギーによって果実が飛翔して衝突し破損することを避けるため,金網製の果実保持容器を考案して用いた。1.金鋼製保持容器の使用により果実の衝突による破損は皆無となり,その効果は顕著であった。2.キウイフルーツは後熟の進んだ完熟果において最も剥皮し易く,また,あらかじめ水に浸しておくことが剥皮に有効であった。3.果実表面からの水蒸気の浸透による品質上の影響を小さくするには,果実を水蒸気にさらす時間を短くする必要があり,このためには圧力をできるだけ高くする必要があると考えられた。
岐阜大学の論文
1984-12-15

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