臨床実習における作業療法学部学生の心理的ストレス反応の変化と性格との関連性
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概要
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この研究の目的は, 作業療法学部学生が臨床実習において, どの程度のストレスを受けているのか, さらにストレスの程度は臨床実習の経験により変化するのか, またストレス反応の高低は性格との関連性があるのかについて知ることである.方法は, ストレスの程度を測定するものとして心理的ストレス反応尺度(PSRSと略す)を用い, 臨床実習前と各期終了時の計4回実施した.性格をみるものとしては, 矢田部・ギルフォード検査と東大式エゴグラムを用い, 臨床実習に関係のない学年時に実施した.臨床実習前が最もPSRS得点が高かった.さらに, 実習を重ねるごとにストレスは低くなるが, 再び3期終了時のPSRS得点が高くなることから, 臨床実習以外のストレス源が推察された.またPSRS得点が高い者は, 性格検査の諸項目の得点も高いことから, ストレスと性格との関連性は強いことが示唆された.
著者
-
井上 桂子
川崎医療福祉大学医療技術学部リハビリテーション学科
-
井上 桂子
川崎医療福祉大学
-
日比野 慶子
川崎医療福祉大学
-
東嶋 美佐子
川崎医療福祉大学
-
井上 桂子
川崎医療福祉大 医療技術
-
日比野 慶子
川崎医療福祉大学医療技術学部リハビリテーション学科
-
東嶋 美佐子
長崎大学医学部保健学科
-
東嶋 美佐子
川崎医療福祉大医療福祉学科
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