植物細胞壁のフェノール性物質 ジフェルラ酸の合成研究
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概要
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植物細胞壁の主な構成成分はセルロース,ヘミセルロース及びペキチンなど多糖類であり,これら多糖間は水素結合,カルシウムイオンなどで架橋されている。これら架橋構造の中でフェノール性物質は細胞や組織の伸長を制御すると考えられ,植物生理学者に注目されている。しかし植物におけるフェノール性物質の分布や役割はほとんど解明されていないため,植物細胞壁のフェノール性物質の研究に深く関連するジフェルラ酸は必要不可欠な物質であるが,市販品はなく,これら研究の妨げとなっている。そこでジフェルラ酸の合成を行うことにより,標品とし,植物におけるフェノール性物質の分布や役割を研究することとした。
- 弘前大学の論文
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