非経験的分子軌道計算による亜鉛・カドミウムイオン用蛍光性化学センサー2, 6-Bis(quinolinecarboxy)methylpyridineの発光メカニズム
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
2,6-Bis(quinolinecarboxy)methylpyridine (P2Q)を、金属イオン用蛍光性化学センサーとして合成した。P2Qは殆ど蛍光を示さない系であるが、亜鉛或はカドミウムイオンが存在すると蛍光を示すことがわかった(If,Zn > If,Cd)。そこで、P2Q-亜鉛錯体の発光メカニズムについて、時間依存密度汎関数法による非経験的分子軌道計算を用 いて調べた(Gaussian 98, 6-31+G(d))。その結果、P2Qは、亜鉛イオンと錯形成することによって、最低励起状態がnπ*からππ*に変わり、蛍光を発するようになることが示唆された。
- 日本コンピュータ化学会の論文
- 2003-06-15
著者
-
北原 晴男
弘前大教育
-
北原 晴男
弘前大学教育学部
-
川上 淳
弘前大学理工学部
-
北原 晴男
弘前大学教育学部理科教育教室
-
長岐 正彦
弘前大学理工学部
-
宮本 量
弘前大学院理工
-
宮本 量
弘前大学理工学部
-
木村 公昭
弘前大学理工学部
-
小幡 和弘
弘前大学理工学部
関連論文
- P-28 ニンニク《鱗片と皮》 : 機能性材料として(ポスター発表の部)
- 60(P-39) ファルネシル二リン酸合成酵素の反応機構解明のためのアプローチ(ポスター発表の部)
- P-44 組織培養を利用した機能性イソプレノイドの合成(ポスター発表の部)
- 65(P-45) 野生型および変異型ファルネシル二リン酸合成酵素を用いた人工基質の酵素反応 : オメガ位に親水性基を持つアリル性基質ホモログの反応性(ポスター発表の部)
- 78(P-4) 遺伝子組換え体、短鎖プレニル二リン酸合成酵素を用いたエポキシアルコールの不斉合成(ポスター発表の部)
- 有機合成におけるイソプレノイド生合成関連酵素 : 酵素機能改変と炭素-炭素結合形成ツールとしての有用性と展望
- 81(P05) 好熱性細菌、Bacillus stearothermophilusのファルネシル二リン酸合成酵素の基質特異性と阻害効果(ポスター発表の部)
- 57(P-29) 皮膚炎症に関わる藍の抗菌性物質(ポスター発表の部)
- CNDO/S法によるアゾ化合物の吸収波長計算
- 81(P10) 醤油オリ生成促成因子 : 合成と活性(ポスター発表の部)
- P-6 藍由来アトピー性皮膚炎治療薬Tryptanthrinの免疫応答に及ぼす影響(ポスター発表の部)
- 青森県における藍の教材開発
- カプトプリルの合成研究
- 含硫有機銅試薬の合成と共役付加反応
- Gd(III)-クリプタンド錯体と窒素ドナー配位子との相互作用
- Gd(III)-クリプタンド錯体における籠状配位子の効果
- 67(P-53) ニンニクの生理活性物質(ポスター発表の部)
- 57(P-25) コムギ種子殻の発芽抑制物質の構造と、抑制物質による種子休眠の再現および穂発芽抑制(ポスター発表の部)
- 植物細胞壁のフェノール性物質 ジフェルラ酸の合成研究
- 津軽地方における「アイ」と「藍」の歴史とその再興 : 農業教育の視点から
- 明治13年前後の「殖産興業」の動きと津軽の藍について : 旧弘前藩士族長尾介一郎の日記から
- 青森県における士族授産と津軽藍産業化への試み
- 藍の化学
- 多脚型ペプチド-Gd(III)錯体の電子常磁性共鳴スペクトル
- メチルキシロシッドを出発原料とした植物成長調節物質の合成研究
- P-2 組織培養によるイソプレノイド類の合成研究(その2)(ポスター発表の部)
- (+)-ターネホルシディンと(+)-ハスタネシンの合成研究
- 非経験的分子軌道計算による亜鉛・カドミウムイオン用蛍光性化学センサー2, 6-Bis(quinolinecarboxy)methylpyridineの発光メカニズム
- 亜鉛イオン用蛍光プローブ
- 青森県におけるニンニクの教材開発
- Synthesis of 1,2,3,4-Tetra-O-(4-Methoxphenylmethyl)-α-D-Glucopyranoside As a Building Block
- Conjugate addition Reactions of Two New Copper Reagents
- リンゴ切断面褐変化の化学教材化
- 物質合成から見た紅葉
- (3R,4R)-スタチンの合成研究
- Gd(III)錯体の凍結溶液EPRスペクトルの溶媒効果(3)
- Gd(III)錯体の凍結溶液EPRスペクトルの溶媒効果
- スピンエコ-を用いた銅錯体の構造化学
- 津軽の藍の教材化