カプトプリルの合成研究
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概要
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アンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害剤は,カプトプリルに代表されるように,硫黄を含む種々の化合物が報告されており,抗高血圧剤として広く用いられ,注目を集めている。我々は,選択的に共役付加反応だけを行う,硫黄を含む新たな有機鋼試薬を開発し,種々の基質に対し反応を検討したところ,良好な結果が得られた。そこで不斉補助基を有する基質に対して含硫有機鋼試薬を反応させれば不斉誘導が可能であり,カプトプリルが合成できるものと考え,検討を行い知見が得られたので報告する。
- 弘前大学の論文
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