気球による銀河系中心部の観測
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概要
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1980年4月, オーストラリアにおいて, 気球搭載の望違鏡を使い銀河系中心部の近赤外観測を行なった。今日の観測は, 以前の我々の観測に比べて狭い視野の検出器を用い, 波長2.4μmと3.4μmの2色のデータを得ることができた。その結果から|ι|⪈15°, |b|⪈10°の領域で波長2.4μmの空間分解能0.8°と0.6°のContour Map及び波長3.4μmの空間分解能0.8°のContour Mapを描くことができた。バルジは中心部付近では銀河面に沿ってくびれ, 中心には鋭いピークが存在している。また銀河面上は, 赤外線源の分布と星間塵による吸収むらの影響を受け小さな凹凸の見られる複雑なContour Mapになっている。この小さなハンプのいくつかは太陽近傍のH II領域と対応がついた。また, 銀河面上での星間吸収量が2波長での観測が求められた。
著者
-
早川 幸男
名古屋大学 理学部
-
THOMAS J.
メルボルン大学
-
小泉 裕
名古屋大学理学部
-
松本 敏雄
名古屋大学理学部
-
村上 浩
名古屋大学理学部
-
村上 浩
JAXA
-
松本 敏雄
JAXA
-
早川 幸男
名古屋大学
-
早川 幸男
名古屋大
-
Thomas J.a.
メルボルン大学
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