ピーナッツクッキーに関する研究
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概要
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ピーナッツクッキーの製菓にともなう脂質の変化について調べた。1.ピーナッツクッキーを焼く時, 品温の上昇が, はげしい時, 焼き色も, きつく, ついた。2.ピーナッツは, 前処理として, から炒りをすると, 製品後の酸化の程度もおさえられるようだ。3.前処理として, 細かく刻む操作は, 製菓の直前に行うことが望ましい。4.ピーナッツを, クッキーの上に載せて焼くより, 中に混ぜこんで焼いた方が, ピーナッツの酸化は, 遅いようである。5.焼き色のこい30分焼きピーナッツクッキーは, ピーナッツ, クッキー生地共に, 酸化が,おさえられるようである。6.20分焼きクッキーは, 10分焼き, 30分焼きより, 酸化がはやく進むようである。7.クッキー製造中から, かっ変反応物質に接したピーナッツは, 製造後に, 接したものより, 酸化が, おさえられるようである。8.クッキー生地そのものは, 酸化しにくい。9.冬期に購人したピーナッツより, 夏期に購人したものの方が, 酸化が進んでいるようである。保存中に, さらに, この傾向は, 大きくなるようである。10.酸化の進んだピーナッツで作ったピーナッツクッキーは, そうでないものより製菓後のピーナッツの酸化の程度が大きいようである。
- 1987-03-20
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