京都府沖合におけるアカガレイ Hippoglossoides dubius 雌の成熟体長の小型化
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概要
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アカガレイ日本海系群資源は,1990 年代前半まで激減したが,2000 年ごろから本格的に増加し,2008 年現在,水準は中位にまで回復している。近年,本種では小さい成熟個体の存在が指摘されていたため,2008 年春季,京都府沖合の漁獲物を用いて体長と成熟率の関係を調べた。本種の 50% 成熟体長は,雌で 246 mm,雄で 169 mm であり,雌のみ過去の知見よりも小型化していた。一般には,成熟体長の小型化は資源が激減する中でみられる現象だが,本種は資源が増加傾向にあっても小型化した稀な例である。
- 2009-07-15
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