若狭湾西部海域産ヒラメの背鰭および臀鰭鰭条数にみられる未成魚と成魚間の差異
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概要
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若狭湾西部海域のヒラメの資源構造を解明するため, 1994∿2000年に漁獲された未成魚と成魚の背鰭・臀鰭鰭条数の差異を調べた。両鰭条数とも2者間で異なり, 成魚の鰭条数組成のモードと平均値は未成魚より有意に小さかった。この形質上の差異は, 未成魚期まで鰭条数の多い個体群と鰭条数の少ない個体群の2群から構成されていた集団のうち, 鰭条数の多い個体群が1,2歳時に西方海域へ移出することにより, 成魚期には鰭条数の少ない個体群のみから成る集団へと構造が変わることにより生じるものと考えられた。
- 公益社団法人日本水産学会の論文
- 2001-11-15
著者
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