桁曳網試験操業によるヤナギムシガレイの網目選択性
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概要
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ヤナギムシガレイの網目選択性を調べるため, 目合内径19.4mmの桁曳網コッドエンドの内側に35.8mm, 42.9mmおよび49.4mm目合の実験用袋網を取付けて合計47回の曳網を行った。各目合の網目選択性曲線をlogisticおよびRichards曲線に当てはめ, パラメータを最尤法により推定した。AIC値から, 後者の曲線がより適合した。各目合の50%選択体長はそれぞれ97.0mm, 112.4mmおよび129.6mmと推定された。現在の底曳網漁業では20.9mm目合のコッドエンドが使用され, 小型未成熟個体が多獲されていた。本研究では未成熟個体を保護するための網目拡大の有効性について検討した。
- 公益社団法人日本水産学会の論文
- 2001-11-15
著者
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