ナシヒメシンクイにおける交信かく乱効果の簡便な評価法
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
An easy method for estimating the efficacy of mating disruption was designed for the Oriental fruit moth, Grapholita molesta because this moth is too small to prepare tethered females and the estimation of the efficacy of mating disruption is rather important when the field population is low. Four virgin females were confined together with six males in a globular net cage (mating cage, about 21 cm dia.) made by combining two sieve baskets of stainless steel commercially available at a low price. The mating cages were placed overnight in pear orchards treated and untreated with synthetic sex pheromone. On the following morning, the females were dissected to examine the spermatophore in the abdomen. Mating rates were significantly reduced in the pheromone treated orchards as compared to in the untreated orchards. More than five cages (20 females) were necessary to evaluate the mating rate in a single orchard. Merits of this method are considered that can be applied to small moths such as G. molesta and the mating rate is not influenced by the wild population density.
- 日本応用動物昆虫学会の論文
- 2004-08-25
著者
-
福本 毅彦
信越化学
-
南島 誠
長野南信農試
-
望月 文昭
信越化学工業
-
福本 毅彦
信越化学工業株式会社合成技術研究所
-
南島 誠
長野県南信農業試験場
-
荒川 昭弘
福島県果樹試験場
-
岡崎 一博
福島県果樹試験場
-
福本 毅彦
信越化学工業株式会社フェロモン剤研究開発グループ
-
望月 文昭
信越化学工業、合成技術研究所
-
岡崎 一博
福島県果樹試
-
福本 毅彦
信越化学工業株式会社
関連論文
- H215 ケブカアカチャコガネの性フェロモン活性成分の同定
- A322 合成トレールフェロモンを利用したアルゼンチンアリ防除の試み
- H106 合成トレールフェロモンを用いたアルゼンチンアリ防除の試み(畜産・衛生 家屋害虫 有用昆虫)
- ウコンノメイガ(ツトガ科:ノメイガ亜科)の性誘引物質
- G105 ツヤアオカメムシとクサギカメムシのチャバネアオカメムシ合成集合フェロモンによる誘引(生理活性物質)
- F110 チャバネアオカメムシの集合フェロモン(生理活性物質)
- H206 アカスジカスミカメの性誘引フェロモンの同定
- E216 性フェロモン関道化合物によるヨモギエダシャクの交尾阻害効果(生理活性物質,寄主選択・耐虫性)
- F319 アカヒゲホソミドリカスミカメ合成性フェロモントラップ誘殺数による斑点米被害の予測
- F318 アカヒゲホソミドリカスミカメに対する合成性フェロモン剤の防除効果
- F314 フェロモントラップのアカヒゲホソミドリカスミカメ発生量調査への利用
- 合成性フェロモントラップによるアカヒゲホソミドリカスミカメの水田内発生消長の把握
- G103 アカヒゲホソミドリカスミカメの水田内消長把握における合成性フェロモントラップの有効性(一般講演)
- C110 フェロモントラップによるカキノヘタムシガの発生消長の把握
- J110 カキノヘタムシガの合成性フェロモンによる防除効果試験(一般講演)
- H107 カキノヘタムシガの合成性フェロモンによる交信かく乱試験(一般講演)
- C209 果樹園における新規交信撹乱剤の取り組みミカンコハモグリガとカキノヘタムシガにおける交信撹乱試験
- I229 モモシンクイガに対する昆虫病原性線虫Steinernema carpocapsaeの利用法(防除法・害虫管理・IPM)
- C206 東南アジアにおけるコブノメイガの3種の性フェロモントラップに対する誘引性(一般講演)
- E208 交信かく乱リンゴ園における改良型ルアーを利用したモモシンクイガの誘殺 : 2.現地圃場における予察効果(一般講演)
- E207 交信かく乱リンゴ園における改良型ルアーを利用したモモシンクイガの誘殺 : 1.試験圃場における誘殺数(一般講演)
- ナシヒメシンクイにおける交信かく乱効果の簡便な評価法
- E321 福島県のモモ栽培地域で多発するコガネムシ類の被害と成虫の誘殺消長(防除法 害虫管理 IPM)
- A212 合成性フェロモン物質Z9-14:Acのモクメヨトウに対する交信攪乱効果(動物行動学 行動生態学)
- リンゴの主要ハマキムシ2種に対する顆粒病ウイルスの防除効果
- 果樹における昆虫病原線虫製剤の利用実例と今後の課題 (特集号:微生物利用による病害虫防除研究の現状と展望)
- B303 モモの殺虫剤削減防除体系下でのハダニ類およびハダニ類天敵の発生状況(防除法・害虫管理・IPM)
- B227 忌避剤による果実吸蛾類への忌避効果について(防除法・害虫管理・IPM)
- ドウガネブイブイによるモモの果実被害と防除対策
- リンゴコカクモンハマキ用交信かく乱剤の成分比と交信かく乱効果
- リンゴハダニに対するケナガカブリダニの嗜好性(第 10 回日本ダニ学会大会講演要旨)
- S102 リンゴ園における複合交信攪乱剤を基軸とした殺虫剤削減がハダニ類とカブリダニ類の発生に及ぼす影響(S10 節足動物群集と総合的害虫管理 : 21世紀での総合的害虫管理を考える:第1回「害虫個体群におよぼす天敵個体,個体群,群集の影響」(J会場))
- I309 ナシのナシヒメシンクイに対する複合交信攪乱剤の処理条件の検討(防除法・害虫管理・IPM)
- I308 ナシヒメシンクイにおける交信かく乱効果の評価法(防除法・害虫管理・IPM)
- C216 3ヶ月の有効期間を持つ性フェロモン誘引剤の開発(病理学・微生物的防除,発生予察・被害解析)
- C106 ナシ園におけるヒメボクトウのフェロモントラップによる誘殺と成虫の活動
- A102 静岡県の茶園におけるトートリルア剤の大面積処理によるハマキガ類の密度抑制
- J119 モモの匂いに対する果実吸蛾類の反応に及ぼす忌避物質の影響(一般講演)
- H209 忌避剤による果実吸蛾類の忌避反応について(一般講演)
- H218 フタモンマダラメイガの性フェロモンの同定と合成性フェロモンによる野外誘引試験ならびに交信攪乱試験
- C211 アカヒゲホソミドリカスミカメにおける合成性フェロモン剤の防除効果(一般講演)
- C210 アカヒゲホソミドリカスミカメ合成性フェロモン剤の発生予察剤としての利用場面(一般講演)
- F317 合成性フェロモンによるアカヒゲホソミドリカスミカメの交信攪乱効果
- G102 合成性フェロモンを利用したアカヒゲホソミドリカスミカメの発生予察におけるトラップ種類の検討(一般講演)
- A223 リンゴ樹に寄生するヒメボクトウの発生と防除試験
- 害虫性フェロモンの大量合成法並びに長期間有効な交信撹乱剤の開発
- リンゴ・ナシのナミハダニTetranychus urticae(Acari:Tetranychidae)に対する粘着くん水和剤の防除効果について
- 信越化学工業(株)合成技術研究所
- G101 合成性フェロモンのアカヒゲホソミドリカスミカメ雄に対する交信攪乱効果(一般講演)
- H213 チャノコカクモンハマキの交信撹乱剤に対する感受性低下(VI) : 新規撹乱剤の開発(生理活性物質)
- G115 初倉系チャノコカクモンハマキの交信攪乱剤に対する感受性(I)(生理活性物質)
- A110 チャバネアオカメムシとツヤアオカメムシ合成集合フェロモンの製剤化(II)(防除法・害虫管理・IPM)
- F208 チャバネアオカメムシとツヤアオカメムシ合成集合フェロモンの製剤化(生理活性物質)
- G213 ナガチャコガネの合成性フェロモンを利用した大量誘殺法のハスカップにおける効果(生理活性物質)
- F111 ナガチャコガネの性フェロモン(生理活性物質)
- リンゴコカクモンハマキに対する交信攪乱剤の再検討
- H215 チャノコカクモンハマキの交信撹乱剤に対する感受性低下(VIII) : リンゴコカクモンハマキに対する交信撹乱剤の再検討(生理活性物質)
- I307 モモ・ナシ混植園での交信攪乱剤のナシヒメシンクイに対する防除効果(防除法・害虫管理・IPM)
- 複合交信攪乱剤のモモハモグリガに対する防除効果
- 複合交信攪乱剤を利用したリンゴ主要害虫の防除(第8報)リンゴ放任園の伐採によって引き起こされたモモシンクイガによる果実被害
- 複合交信攪乱剤を利用したリンゴ主要害虫の防除(第7報)交信攪乱処理園におけるシンクイムシ類の果実被害からみた殺虫剤削減の可能性
- 交信かく乱法による落葉果樹害虫防除と天敵の役割
- I120 チャバネアオカメムシ成虫の新しいマーキング方法(一般講演)
- B302 ナシヒメシンクイにおける交信かく乱剤の評価(防除法・害虫管理・IPM)
- A212 人工飼料を用いたナシヒメシンクイの飼育法(発生予察・被害解析・飼育法・栄養学)
- G301 ナミハダニの農薬に対する感受性簡易検定法(ダニ・クモ)
- An Inhibitor of the Mating Disruption Effect of (Z)-11-Tetradecenyl Acetate on Pandemis heparana (Tortricidae: Tortricinae)
- 室内試験におけるトビハマキに対する(Z)-11-テトラデセニルアセタートの交信撹乱効果
- アカヒゲホソミドリカスミカメ合成性フェロモンの雄に対する誘引性
- 環境にやさしい防除法(6)複合交信攪乱剤を利用したリンゴの害虫管理
- 果樹研究最前線(90)複合交信攪乱剤によるリンゴ主要害虫の防除法
- F216 ヨモギエダシャクの性フェロモン関連化合物による交信かく乱効果(生理活性物質)
- C203 ケナガカブリダニの果樹、茶での実用化の可能性(防除法・害虫管理・IPM)
- 世界における交信かく乱剤の利用状況--2006年の実績から
- フェロモントラップの形状と適用害虫 (フェロモンによる発生予察)
- I216 ヒメボクトウCossus insularis (Staudinger)の性フェロモンの同定(生理活性物質)
- 複合交信攪乱剤を利用したリンゴ主要害虫の防除(4)キンモンホソガに対する交信攪乱効果と殺虫剤削減の可能性
- A104 リンゴ用複合交信攪乱剤導入による殺虫剤の大幅削減がハダニ類とカブリダニ類の発生に及ぼす影響(防除法・害虫管理・IPM)
- 複合交信攪乱剤を利用したリンゴ主要害虫の防除(第2報)リンゴコカクモンハマキに対する交信攪乱効果と殺虫剤削減の可能性
- 複合交信攪乱剤を利用したリンゴ主要害虫の防除(第1報)Z11-TDAのリンゴコカクモンハマキに対する誘引阻害効果
- C227 交信撹乱処理圃場内の環境条件が合成性フェロモン濃度に及ぼす影響(防除法・害虫管理・IPM)
- C203 スモモヒメシンクイガの性フェロモン(一般講演)
- E106 アカヒゲホソミドリカスミカメ合成性フェロモンの交信攪乱効果(防除法 害虫管理 IPM)
- H216 チャノコカクモンハマキの交信撹乱剤に対する感受性低下. IX : 雌の性フェロモンの変異と雄の反応性(生理活性物質)
- 性フェロモンを用いた交信撹乱剤に対する茶害虫二種の抵抗性
- ナガチャコガネの合成性フェロモンを用いた誘引製剤
- G116 初倉系チャノコカクモンハマキの交信攪乱剤に対する感受性(II)(生理活性物質)
- リンゴ栽培における複合交信攪乱剤を利用した害虫防除法 (果樹特集 果樹の害虫防除の新技術)
- 生物農薬と化学農薬の多様な組み合わせ--リンゴ園における効率的な害虫管理を目指して
- A105 モモハモグリガフェロモンを用いたギンモンハモグリガの野外におけるトラップ誘引性(防除法・害虫管理・IPM)
- B201 性フェロモン主成分の光学異性体及びラセミ体に対するチャドクガ雄のEAG反応及び野外における誘引性(行動学)
- D204 チャドクガの性フェロモン成分の同定(生理活性・物質)
- ナシヒメシンクイにおける交信かく乱剤の効果評価法 (特別企画 フェロモン剤の最新利用技術と今後の展望)
- E215 殺虫剤削減モモほ場で発生するウメシロカイガラムシの天敵寄生状況(防除学・害虫管理・IPM)
- リンゴにおけるフェロモン剤利用の現状と課題 (特別企画 天敵、フェロモン剤の最新利用技術)
- 複合交信攪乱剤を利用したリンゴ主要害虫の防除(6)キンモンホソガの主要な天敵寄生蜂とヒメコバチSympiesis laevifronsに対する殺虫剤の影響
- 複合交信攪乱剤を利用したリンゴ主要害虫の防除(5)キンモンホソガに対する補完防除剤の効果
- C218 チャノコカクモンハマキ性フェロモンの協力物質(生理活性物質)
- 性フェロモンによる害虫防除
- フェロモントラップの開口部の広さとアカヒゲホソミドリカスミカメ誘殺数との関係