東北地方にみられる赤雪 (雪氷の生態学 : 彩雪の生物群集)
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概要
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赤雪発生の調査を東北地方の47地点について行った. 原因の多くは尾瀬において見られるアカシボ現象と同様に, 多量の酸化鉄を含む粒子であった. 発生地域は融雪時期に積雪下層部と湿原もしくは土壌との境界面に融雪水の流れのある地点あるいは融雪水のとどまる地点であった. 赤雪消滅後の土壌には多量のSiと次いでFeおよび少量のAl, Mgなどが存在した.We investigated red snow at forty seven sites in Tohoku area during melting snow season from March to May. It was found that reddish brown particles containing a fair amount of Fe-oxide caused the red snow at most of the sites, as seen for Akashibo in Oze area. In the early stage, the particles were observed under snow on moor or rice fields where melting water was running. In the later stage, they were additionally observed on the surface of the snow. Because distribution change of the particles was also observed for Akashibo, it was probable that the red snow phenomenon in Tohoku area was generated by the same mechanism as for Akashibo.
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