新潟県・佐潟における底生動物現存量の季節変化と水平分布について
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概要
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Seasonal changes in species composition and abundance of zoobenthos, and their horizontaldistribution were investigated in a shallow lake, Lake Sagata (N39°49', E138°53') from 1978 to1980. During the study period, 27 taxa of animals in 4 phyla were recorded as zoobenthos. Thetotal biomass of zoobenthos at sandy station, St. 2b fluctuated between 1.5 to 27.1 g wet wt/m\showing low level during summer. Among zoobenthos, oligochaetes and chironomids dominatedin most seasons, both of the taxa accounted for 70-nearly 100% of total animal biomass. InSeptember when standing crop of macrophytes reached maximum, density of phytal animals perunit bottom area was 4.8 times higher than that of zoobenthos in sediments. The phytal animalswere predominated by naidid oligochaetes and small chironomid larvae. Densities of manyspecies including phytal forms increased rapidly in sediment from September to December inaccordance with the decomposition of macrophytes, then decreased in winter. From horizontalsurvey covering 17 sites in the lake, the significant relationship was observed between abundanceof Branchiura sowerbyi and organic content (ignition loss) of sediment. On the other hand,biomass of total animal was neither related to organic content nor total nitrogen content ofsediment. In Chironomus plumosus larvae, three emergence periods, May-June, July-August andSeptember-October, were estimated. The relationships between abundance of zoobenthos andquality of sedimemts were discussed.
- 弘前大学の論文
著者
-
大高 明史
弘前大学教育学部自然科学科教室
-
福原 晴夫
新潟大学教育人間科学部生物学教室
-
大高 明史
弘前大 教育
-
大高 明史
弘前大学教育学部
-
大高 明史
弘前大学
-
富田 尚道
群馬県前橋市立春日中学校
-
福原 晴夫
新潟大学教育学部
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