介護老人保健施設における利用者のリハビリテーション内容に対する要望調査

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概要

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本研究の目的は,介護老人保健施設(以下,老健施設)の利用者に対して実施されるリハビリテーション(以下,リハ)の内容について利用者の要望を調査し,対象者の障害像とその要望との対応関係を明らかにすることである。近畿地区の4ヵ所の老健施設における入所者43名,通所者40名(平均年齢79.9歳)に対し,今回設定した個別運動練習,グループ運動練習,集団体操,レクリエーションの要望項目について要望するものを選択回答させた。また,機能障害や基本動作レベルにおける12の属性についても評価し上記要望項目との関連性を数量化III類により検討した。その結果,利用者は,各々の障害像に応じた個別やグループでの運動・練習を望むという傾向を確認した。したがって老健施設のリハでは,機能障害や動作能力の低下に個別やグループで効率よくアプローチする側面も,利用者の要望という面からとらえた場合必要になる。
神戸大学の論文

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