ESRによるカーボンブラックの作用機構の研究
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概要
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カーボンブラック表面を機械的, 化学的に処理させ, カーボンブラックに存在する電子スピンを観測し, 電子スピンは粒子表面には, ほとんど存在せず, その大部分は粒子表面よりきわめて近くの5〜6Å程度の内部に集中的に存在する分布モデルを提案した.さらに, カーボンブラックの電子スピンはゴムとカーボンブラック表面との化学反応には, ほとんど寄与しないが, 粒子表面に何らかの化学的反応が生じた場合, 電子スピンの束縛条件は変化し, SBRにより観測される電子スピンは増加することを認め, 加硫, 熱老化, 疲労の諸現象の解明に応用した.
- 社団法人 日本ゴム協会の論文
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